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大地と人が育てる 地区の歴史を見つめてきた特産大根

 真っ青な空の下、青々とした大根の葉が広がる蒜山地区。

 みずみずしく、きめ細やかで真っ白な肌。シャッキリとした歯ざわりと風味、甘味が特徴のひるぜん大根。その歴史は昭和のころから脈々と受け継がれ、今に至ります。

 現在は15戸が約22ヘクタールで大根を栽培。シーズン通して1,100トンを大阪や岡山、山陰の市場へ出荷します。

 八束地区の井藤さんは栽培歴約30年。中学、高校のころから大根栽培を手伝い、技術が身についていたという井藤さん。結婚するにあたり、収入を確保できる「大根栽培」に取り組もうと就農を決意しました。

 父の代から数えておよそ半世紀。50年の時をつむぎ、大根を作り続けています。

 葉タバコや米を細々と栽培していた蒜山地区。戦後ある人が大根を作り始めたのがきっかけで大根栽培が栄え、多いときには約250戸の農家が大根を出荷していました。トラックを何台も連ね、東は名古屋、西は九州まで出荷していたといいます。

 あるころから北海道産の大根が多くのシェアを占めるようになり、追い討ちをかけるように連作障害に苦しめられ、少しずつその栽培農家は減少してきました。

 現在では連作に強い品種の選定や生産者の懸命な土づくりにより、連作に耐えうる技術を身につけ、高い品質を誇る大根を毎年出荷できるようになりました。販売金額は全盛の10分の1以下に落ちましたが、それでも名だたる「ひるぜん大根」は、今でも出荷が待たれる蒜山きっての特産品です。

 井藤さんは「昔のような復活は難しいとしても、蒜山を支えてきた大根をなくしたくない。残るブランド力を活かしながら、大根やほかの野菜も多くの消費者に知ってもらい、これから先につないでいきたい」と話します。

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